私は、極力いろいろな人に会うことにしている。特に、今の仕事の分野とは違う世界に生きている人たち。なぜならば、自分の知識の幅、違った視点で世の中をみることを教えてくれるから。
2年前、CTIでコーチングの研修を受けて以来、より聞くことに専念できるようになったおかげで、その効用を最大限にいかせられている。
どういうことかというと、コーチングが教えてくれるのは、人の話の聞き方。聞き方をどうしたらいいのかより明確になったと行ったらいいのか。
具体的に話せば、人は
「何をするのか=DOING」と「どうあるべきか=BEING」
という二つがあると思う。「どうありたいのか?」という、BEINGがわかれば、その人が「実際どういうことをするのか?」というDOINGがわかる。
この「どうあるべきなのか?」というのが、いわばその人の核。だから、この部分を注目しながら聞くようにしている。
自分では、この核は「相手がどのようなことに対して心が動かされるのか?」だと思っている。そのことがわかると、その人が実際にどう動くのかがわかるし、その人の話は本当に面白くなる。なんと言っても、その話こそ、私自身にとっても役に立つ話であるから。
面白いのは「心が動くのか?」というのは意外と本人はわかっていない。だからこそ、わかった瞬間、その人に変化がでるのだ。
一人一人の話はそれぞれ物語をもっている。心を動かされることに注目しそこを引き出すことにより、自分に取っても違った視点を与えてくれる。
私自身が常に心を動かされる体験をするようになったのは、そのアンテナを磨き、世界観を広げるというのもあるが、人から情報を得るためというのもある。
これからも、こういった感性を大事にしていきたいですね。
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