ここ2年間にわたり、さまざまな人との出会いがあり、数えきれないほどの人間と友達になることができた。2年前に、ふとしたきっかけで始めた書道と茶道によって、加速的に友人の数が増えていったのだが、自分の中での意識もその時点でだいぶ変化していた。
というのも・・・
それまで自分と似た価値観の人と出会いたい!何かをきわめて有名人と話したい!などこだわりをもっていたのだが、そのこだわり自体を持たなくなったこと。
恐らく大きかったのは、コーチング、NLP、ヨガ、瞑想などを通じて、うまく自分の心と向き合うことが出来るようになった事。それ以前はなかなか出来ていなかった。その過程で
「探すのをやめたときに、探していたものが見つかる」
ことがわかった。
実は・・・
以前、世の中に役に立とうとおもって、西洋医学の研究者を目指してを大学院で勉強をしてきた。そのとき、
「本当に好きなことをやりたい!それが見つかるまであきらめないでおこう」
という信念が強かったというのもあったのだろう。仕事に面白さは、確かにあるのだが、成果主義があまりに強すぎて、逆にそれによりストレスが高まってしまった。心の平安どころか、心とうまく向き合うことができなくなった。
これは、違うな、とおもってその後、研究の世界から離れ、いくつか職を変えた。結果的に現在の製薬会社に行き着いた。そこでわかった事は、
「探すものをやめたときに、探していたものが見つかる」
ということ。
開き直ったというのあるのだが、研究成果があがらず挫折したというのも大きかった。そのため、なりゆきに任せるようになった。つまり、探すのをやめたわけだ。不思議とその後、うまくいきだしたから、面白い。
それを無意識に2年前から人間関係でも実践しているのだと思う。人生って、こういった逆説があるから面白い。
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