朝の茶会へ初参加してきた。私の茶道の先生の近藤先生が初めての試みとなったこのイベント。私は、昨年茶道を始めてから陶芸や絵付けを体験するようになってから様々な器を見るようになった。今、銀座のGallery Petitluxeにて兼行誠吾氏と苫米地正樹氏の二人展が開催されているが、その初日の朝、彼らが作成した器で、まずお粥をいただいた。
いただいた器は、青色に対するこだわりをもつ苫米地氏の器。色が鮮やかなところが本当に面白く、見とれてしまった。
茶人の近藤先生が、お茶を点てて、和菓子とともにいただいた。
お茶をいただいた器は兼行氏のもので非常に変わっていて、線のところが透きとおっている。これはこれで本当に面白かった。
その後、ぐるっと展示を見る事になったが、兼行氏と苫米地氏のそれぞれ個性が感じられた。
身近で器の作った作家さんたちと話し合いながら、その作った由来を聞く。今までにない体験をまたできて本当に良かった。話を聞いていると、自分の個性を発揮するのは、意外と自分の好み、例えば、苫米地氏の場合には青色に対するこだわりが作品にでている。
一方で、兼行氏の方は、シンプルに使いやすさというのと、薄いのに意外と器に力強さがあるといった説明を受ける事で、興味深かった。
作家さんをここまで身近に感じる事がなかったし、こういった人と話す機会はあまりない。ラッキーだったし、また視野が広がった印象がある。
私は、現代の陶芸作品は現代アートに似ていると思っている。作家さん一人一人が器を通じて何を発信するのか?そして、どういった印象を心に残すのか?そういった点で作品を見ると、ますますこういったものに対する興味が増してくる。
機会があったらいろいろと日本全国を周り、いい作品にどんどん触れていきたいと思う。
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