今日、表参道にて書道のクラスを受けにいった。
書道は、ほぼ週一回学んでいる。基本的に、漢字の見本が与えられて、それを繰り返し書くことでその漢字の書き方を覚える。必要に応じて先生に指導を仰ぐ形でクラスは進む(写真は先週のもの)。
書道は、決められたことを決められた手順通りに如何にできるか?つまり、真似する力が試される。最初、書道を始めた時点で、本当に字がうまくなるのだろうか?と不思議に思っていた。そこが面白いところだが、ほぼ一年継続してきた結果、だんだんうまくなってくるのが実感できてきた。
余白をどこまであけたらいいのか?力を入れるところと力を抜くところはどこなのか?全体のバランスはどこ?など、いろいろとコツがわかってくる。つまり、コツをカラダで覚え、筆で再現することで、観察力を養われてくるのである。
人間は、カラダと心に分けて考えると非常にわかりやすい。
書道は、カラダにうまい字の書く方法を覚えさせる。美しい文字をカラダが覚えることで、不思議とそこに連結している「こころ」にもいい影響を及ぼす。美しい文字があたかも「こころ」の汚れを浄化するかのように。しかも、競争がなく(うまい、下手は関係ない)、自分のペースで書くことができるので、プレッシャーを感じず、その場を深く体感しながら書くこともできる。プロセスがだんだんスムーズになるといったらいいのか。そういうことを考えると、書道は一つの瞑想なのでしょう。
日本文化の一つである、書道。字一つ書くことを通じて、文字の世界観に触れている感じがする。これからも継続して、この奥深い世界を探検していきたい。
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