私は本を年間300冊近く読んでいる。一日に換算すると、1日に1冊のペースといったところでしょうか?これが何年も続いているが、目標を定めているわけではない。結果的にそうなっている。まぁ、生活の一部なのでしょうね。
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読書を本格的に始めたのは18歳のとき。それよりも前は、まったくといっていいほど本というものを読んでいなかった。おそらく、いい本に出会ったいなかったというのも一因だと思うが、もっとも大きいのは、「何で読む必要があるのか?」まったくわかっていなかったからだ。
忘れもしない、18歳のときに初めて友人から進められて読んだ司馬遼太郎の「竜馬がゆく」。この本の面白さがきっかけとなり、読書の世界に向かうこととなった。
また、読書についての方法を教えてくれた作者もいる。何の本だが忘れたが、ピーター・ドラッカーの本であったことは確か。1年、あるテーマを決めたら、そのジャンルの本を徹底的に読むと書いてあった。そのとき確か、ドラッカーは90代。シェイクスピアを集中的に読んでいたらしい。
その言葉に出会って以来、ほぼ何十年にわたり、テーマを決めて、20~30冊は最低でも読むことに決めている。過去には、心理学、統計学、脳科学、情報学、茶道などテーマを決めて集中的に読んだが、現在は、「現代アート」について読んでいる。
毎回、テーマを決めて読むと学ぶことがある。
1)仕事の発想というのはすべて異分野と自分が取り組んでいる分野の組み合わせで生まれるもの
2)異なる世界であっても、大切なことには万国共通であること
3)なんといっても好奇心がくすぐられる
現代アートを読み始めてから、科学との共通なところ、どのように自分の作品を発信するのか?作品の根底にある哲学をどう考えているのか?などたくさん学ぶことが多い。西洋と東洋の文化の違いについてもわかるし、なんといっても発見が多く楽しい。
これからも読書を通じて、自分の知らない世界をどんどん知り、自分の好奇心を満たしていきたい。
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