今週の月曜日、勉強会の講師をつとめた。今年に入って2度目。友人からの依頼を引き受けた形だったのだが、非常に楽しかった。普段は、趣味に講じているため、なかなか自分の製薬業界について、見返すことがない。だから、この2度の講師はいい機会だった。
前回の製薬業界の全体の流れ(開発から市場に出た後の流通まで)と今回の製薬の営業(MR)の研修制度についての2度の勉強会の講師をやることで、自分の中での製薬業界の仕組みの理解が深まった。説明すると理解が進むのは確かだと思う。
しかもやってみて面白い気づきもあった。製薬業界は例外、特殊だと自分では思っていたのだが、主にIT業界からの質問などを聞いていると、特殊というものではなく、単に古い制度を引きずっていて、革新的な考え方があまり入ってないことがわかった。それは、薬事法という法律によって、開発過程から市場に出て売るときまですべて決まっているので、ある程度自由がないというのが大きいのでしょう。
過去に大学で医学の研究者として自立を目指していた頃、なんでこんなものが役立つのだろうか?と疑問に思ったこともあった。そこを離れ製薬業界に入り、たくさんの人間たちによって、開発から売るところまで見るようになって、ようやく世のために役立つことをしているのは実感できるようになった。このため、古い体質があるにせよ私自身製薬業界にいて強く生き甲斐を感じる。
今後とも、自分の仕事について話す仕事は引き受けていこうと思うが、せっかくブログもやっていることもあり、ときどきブログにも、製薬業界について少しずつ書いていければと思っている。
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