「多趣味なのは、いろいろな出会いもあるし、そこから自分の世界観が広がることがわかっているからだ」ということをこのブログを始めた当初に書いた。
趣味を通じていろいろな出会いがあるのだが、一番大きいのは人が新鮮な情報を持ってきてくれること。私は、本を年間300冊近く読むが、人と会って話す方が、本を読むことよりも情報の質が高いということに気づかされる。なので、趣味は私に大きな価値を提供していると思う。
なぜ、それだけ多くの趣味、あるいはそれだけアクティブに活動ができるのか?よく聞かれる。これを裏返せば、
「どのようにして趣味というものを見つけるのか?」
という質問を聴くことと同じことではないか?
多くの人は、「数か月以内に趣味を探さなければ・・・」と決めると思うが、さぁ、どうしよう?と慌てる。そして最終的に周りに対して見栄えのいい趣味をやってみて、結局は続かない。
なぜ続かないのか?それは単純。頭(理屈)で趣味を見つけようと考えているからだ。
私の趣味の見つけ方は、まず自分が関心を持つものを探す。そして、その趣味で楽しんでいる人の何人か話を聞いてみる。その上で、その話に心から動かされるものがあったらやってみる。その場合には、趣味を教えている先生に就き、授業料を支払う(すなわち自腹を切る)。そうすると逃げられないし、少なくとも何ヶ月か続けることができる。
ダイビングに興味を持ってやり始めたときは、まさしくそうで、何人かの友人に勧められ、お、これは面白そう!と心が動かされたので、ダイビングショップへ。そこで、ダイビング器材一式を購入し、ライセンスまで取った。お金を出しているで、続けざるをえない。実は、ダイビングを初めて最初の頃は怖かった。だが、やっていくうちに、その奥深さがわかってきてだんだんと面白くなってきた。今や6年継続していて、ダイビングの本数も230本近くまできている。
そういうことを考えると趣味を見つけるには心が反応することが大事だと思う。
実はここではあまり詳しく書かないが、脳の構造自体、理屈よりも感情の方が強く動くようにできている。そのため、心から動かされる方が、頭で考えるよりも身体が動くのだ。もちろん、授業料を支払うので逃げられないようにするわけだが、それも心から動かされるものがあるから投資するわけで・・・。頭で考えると損得で考えるから、なかなかその先がない。
趣味の場合には、自分がお金を出してやるものだからなおさら心の方が頭よりも正直なのではないか?
もし、趣味が見つからない人がいた場合には、心から動かされるのは何か?といった視点で考えてみるのはどうでしょう?
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