ここ2年間、脳科学、茶道(2010年)、モダンアート、建築(2011年)と4つのテーマに絞って集中的に本を読んできた。それは当然として、実物を見たくなる。そこで、昨年から
1)茶道関連のイベントに参加(陶芸、絵付け、茶室見学、和菓子作り体験、骨董散策など)
2)美術館巡り(金沢21世紀美術館、森美術館、現代美術館、世田谷美術館などさまざまな美術館)
へとつながる。
また、今年から読書会へ参加している(つい数日前、8月3日も参加してきた)。この会を通じて自由に意見が交換でき、読書で掲げたテーマに対する深い理解が得られた。なんといっても大きいのは、人の話を聞いていると、感じることが全然違うことに気付くのと、新しい見方が学べることである。その一つ一つが蓄積されることで、ものに対する見る目、すなわち「感じる力、感性」というものが身につくのでしょうね。
さて、坂田和実氏の「ひとりよがりのものさし」という本がある。
今年の後半に出会った、一押しの本。その冒頭に
今の人たちは過去の美術・芸術などの考え方にとらわれすぎているため、
「じぶんのものさし」
というものを失っているのではないか?と疑問を提示し
有名人だから「いい」と考えるのではなく、
自分の「感性」を信じて本当に自分が良いというモノを信じた方がいいのではないか?
といった観点から、50にわたる作品を紹介している。
これからも、こういった観点から、本、芸術作品を含めていろいろなモノを見ていきたい。
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